イギリス独禁当局、仏アクサの投資・年金事業売却を審査。
イギリスの独禁当局の競争・市場局(CMA)は4日、フランス保険大手アクサ<AXAF.PA>がイギリス投資・年金事業をイギリス生命保険大手フェニックス・グループ<PHNX.L>に売却する計画について、イギリス市場での競争減少につながる可能性があるかどうか審査していると明らかにした。
アクサは5月に事業売却の方針を発表。
成熟化した生保市場から撤退し、急速に成長する新興市場に集中する。
フェニックスは買収資金として、3億7500万ポンド(約4億9700万ドル)を現金で支払う。
これにより、運用資産額が123億ポンド、契約件数が91万件増えるとしている。
CMAは7月18日まで、買収に関する利害関係者の意見を求めている。