【アメリカ】中古住宅販売仮契約、5月は3.7％低下...基調は堅調

全米リアルター協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売仮契約指数は前月比3.7％に低下した。

5月は低下に転じたものの、販売物件の増加による価格上昇を反映したとみられるほか、過去1年で3番目に高い水準を維持した。

過去３ヶ月では計8.9％上昇している。

住宅ローン金利が低水準で推移し、イギリスの欧州連合(EU)離脱決定を受けてさらに低下する可能性がくすぶる中、米住宅市場のファンダメンタルズは引き続き堅調と見られる。

JPモルガンのエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「住宅ローン低下を踏まえ、住宅動向は引き続き上向き」との考えを示した。

＊米中古住宅販売仮契約指数のグラフィック　

tmsnrt.rs

＊全米リアルター協会(NAR)

　(National Association of Realtors 略称:NAR)

　http://www.realtor.org

　簡単に言うと、米不動産業界の戦略的な改善・発展と効果的な不動産取引の訓練を

　奨励し、会員の発展を側面的に支援している団体。

　また、アメリカ最大の業界団体であり、国家政策に深く関わる政治拠点を、

　ワシントンD.C.に構えている。