フォルクスワーゲン排ガス不正、賠償へ...
ドイツ・フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は排ガス不正問題をめぐり、アメリカ当局に153億ドル超を支払い和解することで合意した。
内訳は、不正車の買戻しや修繕に100億3300万ドル、クリーンエネルギー基金への拠出に20億ドル、大気汚染浄化に27億ドル。
今回の合意の対象は排気量2リットルの47万5000台。
排気量3リットルのポルシェやアウディ、VWのディーゼル車8万台は含まれていない。
VWはこれとは別に、少なくとも44の州やコロンビア特別区、プエルトリコとの若いも発表する見通し。これに伴うコストは6億ドル以上だという。
当局がVWの修繕案を承認し不正対象車の保有者が買戻しではなく修繕を選択すれば、VWが実際に負担する買戻し費用は大幅に少なくなる可能性がある。
当局がVWの修繕案を承認しない限り、VWは買い戻した車両を再販、または輸出することはできない。
VWは対象となる47万5000台の不正車のうち、2019年6月までに85%を買い戻すか修繕する必要があり、期限内に実施しない場合には義務付けられた水準を1%下回るごとに1億ドルの制裁金を科されるという。