ブラジル財務省=オイの資産保全申請、銀行への脅威とならず...

ブラジルのメイレレス財務省は、固定通信最大手オイ<OIBR4.SA>が破産法適用による資産保全を申請したことについて、国有銀行や金融システムを脅かすことはないとの認識を示した。

中銀幹部も同様の考えを明らかにした。

オイは20日遅く、654億レアル(193億ドル)の債務再編で主要株主の支持が得られなかったとして、裁判所に破産法適用による資産保全を申請した。

財務省は21日遅くグロボ・ニュースのインタビューで、国有銀行が負担するオイの債務は全体の約17％で対応可能と述べた。

またブラジル中銀のメンデス金融政策担当ディレクターは21日早く、オイの資産保全申請がブラジルの金融システムを脅かすことはないと述べた。

メンデス氏はまた、中銀は国内市場での為替介入実施の判断材料として、欧州連合(EU)残留の是非を問う英国民投票や、米連邦準備理事会(FRB)の金利決定など、海外要因を注視すると述べた。