ポンド急落!イギリスの旅行会社が経営破綻!
こんにちは。
久しぶりに記事を書きます。
本業が忙しく、やっと落ち着きました…笑
株もFXの方も、あまり本腰を入れて出来なかったのですが、やっと投資に集中できますッ…!
そういえば、イギリス国民投票、さらに欧州連合(EU)離脱によるポンド急落で、煽りを受けたイギリスの旅行会社が経営破綻したみたいですね。
株・為替相場は、安定とはいかないまでも落ち着きをみせつつあります。
商売とはいえ、世知辛い世の中ですねぇ…
イギリス旅行会社:ローコスト・トラベルグループが経営破綻
6月23日の国民投票後、英国の通貨ポンドがユーロに対して急落したことや、顧客からの予約が減ったことで、資金繰りに苦しんでいた。
同社を通して旅行の予約をしている顧客は約11万人で、約6割がイギリス人。
英BBC放送などによると、英国では国民投票の前から、夏休みの旅行手配を控える人が多かった。EU離脱が決まり、ポンドが急落すると、旅行を取りやめる動きが加速した。
ベルギーやフランス、中東で相次いでいるテロも、旅行者減の要因となった。
一部の予約については、航空会社やホテルへの支払いが済んでいないため、旅行するには、改めて代金を支払う必要があるという。
以上が概要です。
ところで、イギリス次期首相にメイ内相が当確しましたが、果たしてイギリスの経済を立て直す事ができるのでしょうか?
イギリスではサッチャー首相以来の女性首相です!
これからもイギリスから目が離せませんね!
さぁ、明日からも頑張っていきましょう!
では、また。
ポンド、英EU交渉次第ではドルと等価まで下落も…
ドイツ保険大手アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は、イギリスが欧州連合(EU)との間で自由な市場アクセスを保証する信頼できる取り決めを早期に結ばなければ、ポンドは対ドルで等価に向かって下落する恐れがあるとの見方を示した。
エラリアン氏は国民投票でイギリスのEU離脱が決定したことを受けて、同国は構造的な不確実性の高まりや、経済成長率の低下、景気後退(リセッション)入りのリスクに直面していると指摘した。
その上でこうしたリスクは、EU加盟国の地位に代わり欧州市場へのアクセスを含む信頼に足る「代替案」を早急にまとめることができるかに左右されるとの認識を示した。
「EUと交渉することになる新首相を含めてイギリスの政治家は早急に手を組む必要がある」とし、「代替案はイギリスと欧州大陸の政治家次第だが、これまでのところ経済のガバナンスに関する責任に取り組んでいない」と語った。
ポンドは6日、対ドルで31年ぶりの安値をつけた。
エラリアン氏は将来の通商関係や対イギリス投資が不透明な一方で、イングランド銀行(イギリス中央銀行)は利上げによってポンドを支えることができないとして、イギリスの経常収支と資本収支の両方に懸念が あると指摘した。
「今後のポンド相場はどれだけ早く、またどのように構造的な不確実性を取り除くかによる」とし「代替案が遅れたり、EU市場へのアクセスが不十分なら、ポンドがドルと等価になることもあり得ないとは言えなくなる」と述べた。
「その一方で仮にイギリスとEUの間で自由な市場アクセスを含む新たな取り決めがまとまれば、ポンドは現在の水準から上昇する」との見方を示した。
イギリスEU離脱…懸念消えないまま…
イギリスのEU離脱問題について、各国の上層部や金融機関、投資家の懸念は未だ消えないままだ…
それに加え、EU加盟各国の将来的な見通しもまた、様々である。
スペイン銀行(中央銀行)のリンデ総裁は6日、イギリスの欧州連合(EU)離脱決定をきっかけにEUの将来について塾考する局面がくるとの見解を示した。
ユーロ圏の安定や景気回復への影響を判断するのは時期尚早と指摘した。
総裁はまた、高齢化や生産英の伸び悩み、高水準の公約・民間債務により、ユーロ圏の潜在的成長力が抑制されており、ユーロ圏への失望感と信頼欠如に繋がっていると述べた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
また、当事者のイギリスでは、イギリスの新車登録がマイナスに割り込んだ。
EU離脱が月末需要に影響したと思われる。
イギリス自動車工業会(SMMT)が発表した6月の新車登録台数は、前年比0.8%減の25万5766台だった。
SMMTではこの4年強で2度目のマイナスとなったことについて、現時点で欧州連合(EU)離脱決定が影響を及ぼしたかどうかは判断できないとした。
国民投票が実施されたのは6月23日だったため、投票結果が月末の需要に影響を及ぼした可能性がある。
SMMTは市場縮小を回避するため、あらゆる措置を取るよう政府に求めた。
NY外為市場=対ドル/各国通貨相場
・対ドル/各国通貨相場
・円 101.70/101.75
・ユーロ 1.1075/1.1077
・スイスフラン 0.9766/0.9770
・英ポンド 1.3021/1.3025
・カナダドル 1.2978/1.2982
・オーストラリアドル 0.7458/0.7466
・ニュージーランドドル 0.7152/0.7156
・メキシコペソ 18.8090/18.8280
・デンマーククローネ 6.7176/6.7186
・ノルウェークローネ 8.3998/8.4143
・シンガポールドル 1.3508/1.3513
・香港ドル 7.7575/7.7589
・インドルピー 67.4242/67.4442
ブレグジット後もEUと自由貿易可能!
ドイツのシュミット農相は5日、イギリスは欧州連合(EU)を離脱した後も欧州経済水域(EEA)の枠組みを通して、EUと自由貿易を続けることが可能だとの見方を示した。
自由貿易地域としてのEEAは、イギリスとEUの間の数十億ユーロに上る食品や農産品の貿易を継続する上で選択肢のひとつになり得るとシュミット氏は指摘する。
「ドイツはイギリスに大量に輸出しており、われわれの製品はイギリスに定着している」とした上で「必然的に新たな交渉が必要だ」と述べた。
農相は「イギリスの一部産業は(ブレグジットの後)、関税・非関税の貿易障壁に直面するかもしれない。EU非加盟国に対して域内市場が100%開放されることもない」と付け加えた。
EEAの下、ノルウェーなどEU非加盟国はEUの単一市場へアクセスすることができる。
ドイツが昨年、イギリスに輸出した肉製品や穀物を含む農産物は45億4000万ユーロ(50億6000万ドル)相当に上る。
イギリスのコーヒーやココアは大半がドイツの工場で作られたものだ。
一方、イギリスのウィスキーやチェダーチーズ、スティルトンチーズはドイツのスーパーでは定番商品となっている。
ただ農相は、ドイツの農業輸出の総額685億ユーロに占める対英輸出の比率比較的低いとも指摘。
「欧州の複雑な農業構造において既存の全ての規制が本当に必要かどうかを再考する機会として、ブレグジットを活用すべきだ」と述べた。
「牛乳市場は供給過剰となっており、生産制限が必要だ。EU支援は牛乳の生産削減とセットとなる。ただ新たな生産割り当ては設けない」と述べた。
生産規制が昨年解除されたことで、牛乳の生産量が増え、価格急落により欧州の酪農家は痛手を被った。
ロシアがEUの食品の輸入を禁止していることや、中国の乳製品の輸入が弱含んでいることも供給過剰状態を招いている。
イギリス法人減税、実現するか疑問...
欧州委員会のモスコビシ委員は5日、イギリスが法人税率を15%未満に引き下げる方針を示したことについて、良い政策とはいえず、実現するかどうか疑わしいとの認識を示した。
オズボーン英財務相は4日、欧州連合(EU)離脱に伴うショックを和らげるため、法人税率を15%未満に引き下げる方針を明らかにした。
同委員はこれについて「15%への引き下げは良いイニシアティブと思えない。英財務省の収入が大幅に減る。イギリスの財政収支はすでに過剰な赤字だ」と指摘。
減税は財政的なダンピングに等しいとの見方を示した。
そのうえで「現時点では適切な計画とは思えない。オズボーン氏がこの計画を進めるとは思えない。注意が必要だが、過度な心配は無用だろう」と述べた。
オズボーン財務相は減税実施の目標時期を示していない。